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「食べる力」を見直そう

介護を必要としているお年寄りにとって「食べる力」とは大変重要な働きをしております。もちろん皆さんにとっても「食べる力」はエネルギーや栄養素を摂取し、生命を維持していくうえでも大変重要なこととなりますが、寝たきりのお年寄りにとっても日々きちんと食べることは、生活の質を高めていく上で大変重要な働きを担っているのです。

高齢者の多くが自分自身の健康的な歯を失っていることが多く、日本人の平均としては、80代の高齢者たちが自分の歯を維持している本数は、約4~5本であるなどと言われているそうです。自分自身の健康的な歯を失うことによって咀嚼力が低下することは「食べる力」を奪うことにもなりますが、それだけではなく咀嚼力は、身体の総合的な機能への大きな影響を及ぼしているようなのです。皆さんは普段何気なく、お食事を召し上がっているかもしれませんが、「食べる力」とは全身の機能に影響しているものなのです。

介護の現場で口腔ケアや歯科検診が重要視され注目されているのは、「食べる力」を維持することが高齢者の健康を保持する上で大変重要な役割を果たしていることが解明されはじめているからなのだそうです。皆さんの「食べる力」は、衰えはじめていませんか?